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戯言の個条書き・6

12 14, 2011 | 戯れ言2011

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・レコーディングについていろいろと調べていてなんとなくわかってきたような気がするけれど、やっぱりどうしても苦手な部門だな、という気持ちになるのは仕方のないことだろうか。僕は本当にだらしのない人間で、雑務を片付けなくてはと椅子に座ったとしても、トイレにいったら、その時、頭に浮かんだことが気になってやらなくちゃいけないことを忘れてしまって別のことを始めてしまうような人間だからやらなきゃいけないことが全然先に進まない。そのくせ一度始めるといつまでもやり続けてしまうから尚更なのだ。集中しだしたら本当にメシをたべるのも忘れる。片付けなくちゃいけないことはずっと停滞しているのに、別なことは(曲づくりとか)どんどん進んでいく。といっていてもしょうがないのでがんばります。誰か周りに録音系に強い人がいたら紹介してください。お酒でも飲みながらどうでしょう?

・とかなんとか書きながらキーボードを打っていて、くしゃみをしたら右肩が外れそうになった。僕の肩はどっちもルーズショルダーで、油断すると結構外れそうになるけれど、くしゃみではずれたらもうどうしようもない……。

・北野武のことを考えているわけではない。けれど、最近読んだから、どうしても思考のモデルとしてそうなってしまう。北野武は多分文章から見えてくる人柄が好きなのだ、多分。彼が撮った映画が好きとか、テレビに映るビートたけしが好きとかそういうのではなくて。映画のことで言えば、彼は芸人として売れてから映画を撮っているわけで、なんというか最初からその作品を見る人の数が何万人とか、そういう風に仮定してつくられているはずで、それは別ジャンルで名を知られてからなのだから仕方ないことだと思うけれど、表現するということにおいて最初からそんなに大勢の人を想定できるような作品はまず弱い。というか薄い。それは音楽でもなんでもそうで、百万枚売れる=最低でも百万人の人が聞くのだが、その人数を最初から設定している作品が本当に誰かにとって重要な、大事にしたい表現になっているのかと思うと疑問だ。上手くいえなくてもどかしいが、ここはゆずれない。メジャーデビューするときに売れるものをつくれと言われて苦労する人がいるという話を聞くことがあるけれど、だったらメジャーデビューなんてしなくていいや、と言える人がなんで少ないのだろうか? (始めの初めから有名になりたくてとか、成り上がるとか、そんなことのために表現をしている人達のことは放っておくとしても……。)話が逸れたけれど、何百人も客が入るところでしか、ライブをしない人とか、いくら以上じゃないとしないとかそういう人達もいっぱいいるみたいだけれど、知るか! と思う。僕はそういう人間にはなりたくない。もし僕がそんなことを言い出したとしたら、友達の皆さん僕をぶん殴ってください! ――なんて文章だ、全く。

・この時期になってくると必ずといっていいほど、体調を崩す。昔から、遊び疲れたりすると高熱を出す子供だった。いまでもそれは続いていて疲れがたまってくると、風邪でもなく、インフルエンザでもなくただただ高熱が出る。今はそれの一歩手前のような状態で、この状態で無理したりすると、間違いなく熱が出る。それが経験としてわかる。しかも40度ちかい熱が出るのだ。だから、今日はおとなしく本を読んだ。柴崎友香の「主題歌」。こういう小説をおもしろいと思える人とは友達になれそうな気がするのですが……。

以下、文庫本の帯に書かれていた文章。

――彼女が作ったほんの短い歌は、とてもいい歌だって、わたしにはわかるし、ここにいる人はみんなそう思っていると思う。テレビやラジオで流れたりすることはなくて、誰かにお金を出して買われることもないだろうけれど、彼女の歌が素晴らしくて、ここにいる小田ちゃんの友人たちがこの歌を心からいいと思ったから、それでいいと思った。この歌がここで歌われたことは消えてしまわない、実加は、自分でも不思議なくらいはっきりと強く思った。――「主題歌」より

2011.12.14



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