2014.7.1 763 『繋げ  ひとつの橋を  灯せ  夜を射る光を』

07 02, 2014 | 日記2014

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・ばあちゃんが逝きました。と母親からメールを受けたのが朝五時近くのことで、布団の中から慌てて母親に電話をいれる、母親だけがその場所に立ち会えたようだ、外では鳥が鳴いている。

・二週間前に、入院先の病院に会いにいった時には、手を握っても、ぼくの手を握り返すことができないばあちゃんだったけれど、見開いた目から、ぼくが会いにきたことはなんとなく理解しているようだった、その夜、ホルモン屋に行った時に、隣の席には何組かの親子連れが一緒に食事をしていて、一才に満たない赤ん坊が母親の腕に抱かれて、他の何人かの子供たちは、はしゃぎ踊るように遊び、笑っていて、彼らが食事を終えて、店を出る時に子供を抱かせてもらったりした、その時に感じたことは、ばあちゃんに対する悲しみの感情ではなくて、「ばあちゃん、だいじょうぶだよ」というような自分でもわけのわからない感情で、ぼくは別に輪廻のことをいいたいわけでなくて、ただ、消えゆく命と、生まれたばかりの命の、繋がりのようなものを感じた、お互い直接には何の繋がりも持たない、名前も知らない者どうしの命も、きっと繋がっていて、その糸は切れない、「ばあちゃん、だいじょうぶだよ」、名も知らない子供たちにあなたの命は繋がるからね……

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・繋げ
 ひとつの橋を
 灯せ
 夜を射る光を
 未だ見ぬ来たりし友のために

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