2014.6.15 747 『新庄へ』

06 16, 2014 | 日記2014

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・新庄へ。犬飼ともの作品展へ。そしてばあちゃんに会いに。

・今日の言葉。過去の付箋。

【——とにかくそんなこともあって、「死」というものに出会うと私は過剰に反応してしまい、伯母と伯父に触発されて「死」のことをまた考えているときに田中小実昌さんがなくなった。追悼文といったら普通、四百字で六、七枚程度のものだけれど、その程度の分量では田中小実昌さんに対する私の感謝の気持ちは伝えられない。感謝の気持ちを伝えるために、私は、まずは一目でわかる“量”で表現することにした。中身の出来不出来よりも何よりも“量”が大事だった。感謝の気持ちを「言葉では尽くせない」とかなんとか言うのは、もちろん言葉に頼ったありきたりな表現なわけで、「尽くせる」も「尽くせない」も、まずはとにかく言葉にしようとしなければ言葉はどんどん風化していく。そして言葉も気持ちも、相手に対しても自分自身に対してもその信頼性を支えるのは、つまるところそれに投入した時間と労力なのだ……。】p,153 保坂和志「生きる歓び」あとがきより。

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