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2014.3.17 626 『飛ぶための筋肉を、言葉によって、得る』

03 17, 2014 | 日記2014

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・今日の付箋。中沢新一「ミクロコスモス1」。

【因果律にもとづく合理的な推論は、そのような原初的で不変な心の働きに制限を加えなければ、十分に自分の能力を発揮できるようにならない。近代科学では、もっぱら思考その面ばかりが前面に出ている。しかし生きた宇宙の全体性をとらえるためには、因果律にもとづく線型的な思考では不十分である。】「人類普遍の学」p215.216

【——グローバリズムはどのような意味においても、そのような「普遍」をあらわしていない。むしろ人類の心に普遍的な能力に制限を加えることによって、グローバリズムは威力を行使しているからである。】同上p217

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【近代というのは、過去の伝統とのつながりを断ち切ろうとする運動であった。(略)その近代というプログラムが、いま行きづまってしまっている。そのために、未来へのヴィジョンがまったく見えないまま漂流をつづけているような不安感が、世界中を覆っている。

 こういうとき人はよく、自分たちの手近な過去へ目を向けようとする。近代の少し前の時代の伝統を取り戻そうとしたり、それが「日本的なもの」の神髄だなどと考えて、力ずくで復活させようとしたりする。しかしそういうタイプの「日本的なもの」に、いくらしがみついてみても、だめなものはだめなのである。そういう思考法じたいが、近代的な思考の仲間なのであって、そこから未来へのヴィジョンが開かれてくる可能性は、まったくない。】「心のトポロジーとしての建築学」p219.220

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・咀嚼する。噛んで。噛んで。飲み込む。飛ぶための筋肉を、言葉によって、得る。食べること。噛むこと。

・わからぬまま噛み砕く。

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