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2014.3.8 618 『湯浅学「ボブ・ディラン ロックの精霊」』

03 09, 2014 | 日記2014

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・カフェをまわり本を読む一日。湯浅学「ボブ・ディラン ロックの精霊」(岩波新書)。

・それからタージにて酒。

・今日の引用。

【ボブは歌、ギター・テクニック、曲解釈(編曲術)などを”先輩”から学んだ。ヴァン・ロンクが言うには、ボブは「教えようとすると、できないが、いつの間にか自分のものにしている」タイプであった。さらにヴァン・ロンクは、ボブが「盗むことによってしか新しいものを会得できない人間といえるかもしれない」とも指摘している】p.32

【自分が新しく作り出したと思ったものは昔どこかで誰かがすでに作ったものであるかもしれない、という認識をボブは新たにした。その中で創作していくこととは、つまり歌を作り歌うことそれ自体が先人の何らかの意志を受け継ぐことになる(なってしまう)のだと思った。極論すれば、まったく新しく作り出されたものなど何もないのではないか。少なくとも100年前の人々が露ほども考えつかなかったことから作り出されたものなど、今の世にはない。新しい創造などと思い上がってはいけない。そういう心がまえを得たという。自作の曲が、もし既製の何かに似ていたとしても、気にせず作りつづける。ボブはそう覚悟を決めた、ということなのではなかろうか。】p.59

湯浅学「ボブ・ディラン ロックの精霊」より。

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