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2013.8.8 407 『歌が続くかぎりは、永遠も恐れるものではない』

08 08, 2013 | 日記2013

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・目の前にあることに集中する。精一杯になる。視野が狭くなる。他に何も見えない。生き物は多分そういう風にできていて、そうじゃなかったら、死に近づく。人間ももちろんそうで、遥か遠くのものより、「いま目の前にあるもの」に対して反応するし、「考える」ことにしても、いま自分に迫っているもの、を反射的に。思考する。だから、つまらんとこにいたら、つまらんことしかないよ。とか、べつにそういうのはどうでもいいのだけど、本当にどうでもいいのか、わからない。

・「逃げるというか、見限るの」とその女はいったのだった。それから「別にどちらでもいい」といった。それから「言葉の違いなんて」といった。それから「とにかく、、、。『ここ』ではない」といった。

・古井由吉「夜はいま」。『夜はいま』より。

【助けを求めているわけでなく、ただ無心に歌っている。それでも、もしもこちらがひとつ、身の動かし方を間違えたら、あの声は取り返しがつかなくなる。とにかく、じっとしていなくてはならない。こちらこそ宙に迷った、恣意に近いこの場所を、なおかつ刻一刻、かつがつに保持しなくてはならない。歌が続くかぎりは、永遠も恐れるものではない。】 p45

・意味など全然わからない。意味とは遠く。それでも、何故か。引用。星を眺める。に近い。

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