戯れ言 160 12.14 「静かに壊れる。静かに壊れている。静かに壊されている」

12 14, 2012 | 日記.戯れ言2012

0

・ランドセルを背負う男の子の顔は笑っていて、紫といえばいいか、青といえばいいか、そんな色のダウンジャケットを着ていて、その手には手提げ袋があり、男の子は横断歩道を右から左に向け独り言を呟きながら、手提げ袋を前後に大きく振り、舞うように歩いている、のを見ているのは車の中で信号待ちしている男で、その対向車線で同様に信号待ちしている黒い軽自動車の女は、目の前の横断歩道を左から右へ歩いていく男の子を見て英雄みたいな歩き方だ、と思っていて、それで空は曇っていた。わたしは、ちょうど、カフェのソファーに座り、買ったばかりの本を開きながらも睡魔に頭を揺らされて文字も目に入らず、けれどその手に単行本の重さだけは何故か感じながら、中学時代に好きだったのに結局一度も声をかけられずに終わってしまった女の夢を見始めているところだった。

・めちゃくちゃだ。でも結構すき。

・静かに壊れる。静かに壊れている。静かに壊されている。

・今日はJames Brown「Say It Loud」を。聴きながら。

・「食うために」とかなんとか書くと「じゃ、それで食いたくはないのか」とか「それに時間を注げるならいいじゃないか」とか思うけれど、昨日書いた横尾忠則の発言って、多分、絵を描く時の「心構え」のようなもので、それは下地のようなもので、心意気のようなもので、、、といくら書いても書けない気がするけれど、とにかく「描く!」というときの動機に「金」を絡ませないとか、もっと(衝動的かどうかわからないけれど)やりたいようにやるとか、と書いても何も書けていない気がする。

 例えば結果的にその作品が誰かに認められてお金を生んだとしても、それは「こう書いたら売れるだろう」という意図とは別のところでおこったこと。といってもこれを完全に切り離して作品をつくれる人がどれほどいるかということになるけれど、それでもやっぱり、こういうことを感じ続けながらやる、ということは大事だと思うのだけれど、、、。

« 戯れ言・161 12.15 「それも電気ストーブのようなあたたかさじゃのうて」 戯れ言の箇条書き・159 12.13 「受け手の要請に応えることこそがプロだ、などという場所にいかない」 »

0 Comments

管理者にだけ表示を許可する
0 Trackbacks


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

RSS
プロフィール

harunobiwonder

Author:harunobiwonder
松沢春伸の日記

カテゴリ
最新記事
最新コメント
月別アーカイブ