2017.2.9 1312 『わたしの日々』

02 09, 2017 | 日記2017

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 本に付箋を貼る、特にグッときた箇所には色を変えて貼る、大切な本には付箋のセット一つでは足りなくて付箋ばかりがやたらと目立つ本が出来上がる、を、これまでしてきたが、最近は直接本に赤線を引くことにした、ちょうどいい太さで書きやすそうなものを無印良品で見つけてそれで書き込んでいる、最初は恐る恐る細い線で、最近はグッと来た箇所にはこちらもその文章に敬意を表して心を込めてグッと強く赤線を引く、「本は汚すものだ」との認識のもと、別にどこかに売るつもりも無いのだし。

 ということで、今日の付箋、ではなく、今日の赤線、買って手元にあった本を、年末のVORZ BARライブの時に、べっがーずの佐山あきが「春さん、おもしろい本ないですかね?」というから、鞄に入っていたそれをあげたのだが大阪にライブに行くときに持っていこうと買い直しに本屋に行ったらその本の値段にびっくりしたが買った、みすず書房の本の値段よ、、、

 【ピアニストにとってコンサートは日々弾くピアノの結び目のひとつにすぎず、ピアニストにとって主はコンサートではなく、日々ピアノを弾くことだ。コンサートに会わせて練習や体調を管理し、コンサートやリサイタルを何週間かの目標つまり一連の時間の収束とする考えは子供の発表会のもので、プロ、アマ、という雑な言葉を使うならプロというのは、コンサートを、特別な時間とするのでなく、日々弾くピアノに埋没させる。】p.8

 【ピアニストにとっては歴史的名演もまた日々ピアノを弾く行為に埋没してゆく。ピアニストが神がかり的な演奏をある晩したのだとしても、ピアニストにあったのは日々ピアノを弾く行為だけなのだし、演奏を終えたピアニストがいつまでもその演奏を反芻していてもしょうがない。というか、反芻したら彼は演奏者でなく聴衆になってしまう。】p.9 

 保坂和志「試行錯誤に漂う」より。

—————————
 
 今日も明日も河原でギターを弾き、歌い、曲をつくる、雪景色の中で、雪の上の太陽の光に心舞わせて、鳥たちの歌の中で。わたしの日々の。

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2 Comments

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by | 02 20, 2017 - [ edit ]


初めまして。
コメントの確認が遅くなってしまいました。

頂いたアドレスに返信しようと思ったのですが、
今使用しているパソコンが自分のものではないため、
こちらに返信させて頂きます。

リンクを貼っておきます。
そちらから購入できますので、よろしくお願いします。

Vorz Music
http://www.vorzmusic.com/vorzmusicdisk.html

by 松沢春伸 | 02 22, 2017 - URL [ edit ]

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