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2017.1.28 1310 『病み上がり』

01 28, 2017 | 日記2017

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「病み上がり」と言える状態にようやくなったのだと思う、年明け早々に体調を崩し、崩したといっても始まりはただの鼻風邪だったものが大阪ライブの計六日間を経て、最終的に胃腸炎に悪化した、大阪のライブ、演奏日としては最終の12日の夜は今思えば既に胃腸炎の兆しがあったのだろうと思うが、体調の悪いときに限って自分を自分で縛っている「箍(たが)」のようなものは外れやすいのか、四日間の中では一番いい演奏をした、というのは別に客の反応が良かったなどという評価とは全く関係ない、演奏の時間を経てどれだけ自分自身を更新することができたか、という自分の手応えの話で、だからこの感覚は聴いている側に伝わるものかどうかわからない、それに演奏時間なんてたかだか一時間半程度のもので、その短い時間の中でどれほど前に進むことができたものか、と問うても微々たるものに違いない、かもしれない(いや書きながら思う、この短い時間の中でもそれまでの自分を転覆させ得るものが生まれることがある!)が、客の反応ばかり伺って、お金を払ってもらったのだからそれに応えなくては、という考えに引っ張られ過ぎた演奏はとにかく自由さが殺される、自分で自分の首を締め上げて不自由で殺された響き、動き、そういう演奏をした日はどういうわけか逆に客の反応は良かったりすることもあって、こちら側の「一ミリも前に進めなかった」という手応えの無さとその反応のギャップに戸惑ったりする、「はあ、どうも」などとは一応言ってみる、「自分の好き勝手にやる」とか、「その時の自分の気分、身体に任せる」とか、「今までやったことのないことをあえてライブの場所でやる」とか、そういうのは結局ちょっとした「勇気」とかそんな問題で、簡単なようででも驚くほどそれができない、だからそれが達成できたときの手応えは忘れることができないのだ、そして今回においては最終日だったということ、誰が何といおうと、何と評価しようと、自分自身の手応え(いかに自分が更新されたか)以上に指針になるものはない、(映像では伝わらないだろう)

 ——何の話だったろうか? 大阪最終日、山形に帰る日の胃腸炎は朝からひどかった、三十分に一度は発作的に腹痛がやってくる、トイレに座って腹を抱え頭を揺らしながら声にならない悲鳴、飛行機は夕方六時発で時間もだいぶあったが、約束してた昼ご飯も食べられそうにないとTさんにメールで伝えると、「ほんなら岩盤浴でもいこか?」と連絡がきて、行けるわけがないじゃないか、何を考えているんだこの人はと思う、「胃腸炎で飯も食べられそうにない状態」と「岩盤浴」が「ほんなら」で繋がる思考が理解できないのだけれどTさんとはそういう人で、続いて「結構女の人ばっかりで、なんかええで」ともいうし、行ってみると良かった、とても、胃腸炎の発作は下腹部を暖めるとこない、というのが初の岩盤浴で得た学び、薬局でホッカイロを買って腹回りと腰に五枚べたべたと貼ったホッカイロのおかげで山形に帰ってこられた

 ——山形に戻ってからも胃腸炎で何日か苦しんだ、病み上がりかと思えたので虚弱体質をどうにかしようと筋トレのメニューを組んで、相撲の中継を見ながら、腕立て伏せ、と腹筋、と腹斜筋を鍛えるサイドベントというのと、何というのか両手でローラーを押さえて前に行ったり戻したりする運動やエアロバイクを必死にこなしたら、その夜から四十度の熱が出た、次の日は体中の筋肉痛と高熱で全く動けない、特に胸と脇腹の痛みがひどく笑えもしない、何事も急にやってはいけない、焦ってもろくなことがない、これも学び

 ——それでここ数日でようやくきちんと「病み上がり」と人に言える状態になった、少しずつ何かを書く、ここ最近ずっと聴いている優河「tabiji」のこと、何か他のこともあるような気がする、が実際に書くかどうかわからない、書きたいことがあってそれを書いたところでそれが「何か」になるわけではない。

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