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2016.2.18 1251 『ニーナ・シモン「自伝」はこう始まる』

02 21, 2016 | 日記2016

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・ニーナ・シモン「自伝」はこう始まる。

【1855年、ノース・カロライナの山かげに隠れていたインディアンの一団と白人入植者との間で最後の撃ち合いが繰り広げられた。この戦いに勝った白人はインディアンの酋長を捕らえ、近くの木に首をつるして殺した。その酋長の名はスキューカという。この撃ち合いは語り草となり、いつしか「ラウンド・マウンテンの戦い」と呼ばれるようになった。

 インディアンの姿が消えると、今度は鉄道会社がやって来てこの山に単線を引いた。ランドラムという小さな町から六キロ半ほど登ったところに退避駅が作られ、下り列車はそこに停車して登ってくる列車を通過させた。やがて退避駅の脇には何軒かの家が建ち、外には鉄道労働者たちがここに滞在して寒さをしのぐようになった。こうして次第に町が形成されてくると、この場所を何という名で呼ぶかという話が持ち上がってきた。

 かつてこの地で処刑されたインディアンの酋長にちなんでスキューカにしようという声もあった。しかし老人たちが、木につるした男の名前で自分の町を呼ぶのを嫌がったため、町のかなたにそびえる山、トライオン・ピークから名をとって、トライオン・シティと呼ぶことになった。1891年にはシティをとって、ただのトライオンとなった。これが私の故郷である。】p.12


・「インディアンの姿が」——以降の、その場所に流れた時間の書き方に感動した。

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