2015.12.10 1184 『太陽の陽はほぼ一度も』

12 11, 2015 | 日記2015

0

・太陽の陽はほぼ一度も射さなかった、体感温度は気温より、陽が射すかどうかによる、寒い一日。田中忠三郎の太陽についてのエッセイを読んで太陽のありがたさを改めて思う。

【春から秋のうつろいに美しく輝く太陽にも、晩秋の頼りなげな日の光にも、雨上がりに雲の隙間から姿をのぞかせる太陽にも、私はいつも手を合わせていた。私は、神仏が悲しみや辛さから人間を救ってくれるとは思っていない。だから神仏を拝むことはなかったが、太陽は涙を乾かし、力を与えてくれると信じていた、そこには母の影響があるのかもしれない。

 「神も仏もあるものか」と嘆きたくなったとき、いつも太陽が自分を励まし勇気づけてくれた……。母は私にこんなふうに話してきかせてくれた。「サブロウ、一生懸命働くと、太陽がついて回るもんだ。働くに追いつく貧乏はねえ。人様に迷惑をかけないように、一生懸命働けよ。そうすればいるか必ず太陽がおまえを照らしてくれるときがくる。きっと良いことがあるよ」私が家を出る決心をしたときも、母はそう言って私を送り出してくれた。】p.140,141 田中忠三郎「物には心がある」より。

« 2015.12.11 1185 『表現に直接的に関わっている』 2015.12.9 1183 『弾き語り、というスタイルは自分一人なのだから、本来』 »

0 Comments

管理者にだけ表示を許可する
0 Trackbacks


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

RSS
プロフィール

harunobiwonder

Author:harunobiwonder
松沢春伸の日記

カテゴリ
最新記事
最新コメント
月別アーカイブ