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2015.9.25 1208 『公明な私なき働き』

09 25, 2015 | 日記2015

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・雨ぱらつく昼休みに野良の黒猫が寄ってきて遊んだ十分ほどの時間がたまらなく幸せだった。


・昨日の続き、長かったので。

【——君が仕事を育てて行く夢に思い至る。

 しかしこういう君がただ生れつきだというだけで片附けてしまわれては残念である。君の通って来られた道は想像にあまりある。そんな中から今の君が生まれたはずだ。脱ぐものを脱ぎ、切るものを切り、棄てるものを棄てて——だが一体君は何を棄て、何を脱ぎ、何を切ったのか。君からこれは一番勉強させられてよいことだ。

 人は誰でも素晴らしいものをもつ。——これが吾々の年来の立て前だ。それにも拘らず出さないものだ。出せば出る。君は今それを出して来た。君の絵の前に立ってその出したものは何かと考える。さらけ出された君の本然のものの前に立って思う。本能とは一体どういうものか。それは容易に窺い知れないもののようだ。だが結局は公明な私なき働き——そういうものではないかと思われる。今の処ここまでより解釈出来ないが、それでも役に立たないことはない。

 この公式は示す。君は君の身体の中から「私」を引き去ったのではないかと。小さい私。よごれた私。間違い私。ごまかし私。一切の「私」を引き去ったあとに残るものは何か。君はこういうことを今度は示してくれてもいる。吾々は君の元気を祝さずにはいられない。】河井寛次郎「火の誓い」p47,48より。

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