2015.4.22 1054 『かれらが文法を勉強する必要がなかったからです』

04 24, 2015 | 日記2015

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・付箋。田中克彦「ことばと国家」より。

【文法の知識は、それが母語である場合、いい文章を書くための助けになるどころか、実際の使用をだめにする。なぜか。母語にあっては、文法は話し手の外にあるのではなくて、話し手が内から作っていくものであるからだ。知らない言語や古語の文法は、我々にとって一方的に受けとるものであり、ただひたすらにその支配に服するためにそれを学ぶ。しかし母語の文法は、話し手みずからがその主人であり、かれはそれを絶え間なく創造し発展させているのである。だから、古い規範からみて破格だの誤りだのと読んでいるものは、じつはかれの文法の内的進化に他ならないのである。】p.68

【パスカル、ラフォンテーヌ、ボスュエ、ヴォルテールに、あれほどすばらしいフランス語が書けたのは、かれらが文法を勉強する必要がなかったからです】p.69

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