2014.11.10 893 『閉じた場所でどんどん回転していく』

11 11, 2014 | 日記2014

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・今日の言葉。「武満徹対談集 音楽の庭」高橋悠治との対談より。

【高橋悠治——閉じた場所でどんどん回転していく。回転していけば、深い穴は掘れていく。だけど、だれにもそこへは入れないような、かたい何かができしまう】p,45

【高橋悠治——インドネシアに行っても、と言って、行ったわけじゃないからね、推定していってるんだけれども、あの音楽から学ぶべきものは、音楽の形態というより、あのよどみのない自由さじゃないのかな。それは、日本の中を幾ら見詰めてっても、もうほとんどないものだと思うのね。】p,49

【武満徹——ぼくは実際(インドネシアに)行ってみて、その音楽の中に入っちゃって、すごいショックを受けた。そのショックというのは、何とも言えない魂の高揚感みたいなものを感じたわけね。それは、日本の音楽に幾ら触れてもなかったものだよね。日本の伝統的な音楽にはね、魂を高揚するどころか、魂はどんどん中へ入っていっちゃって、暗い穴を見なきゃならないという気がしたわけ。ぼくはどうしてあんなに明るく、みんなが空へ飛んでいくような高揚感を、あの音楽から受けたのか。そういう意味で、非常に鋭い批評だと思ったんだけどね。】p,49

・最初の高橋悠治の言葉が、ぐるぐるまわっている。とても強い言葉。

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