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2015.9.29 1212 『これ以上轢かれずに済むように』

09 29, 2015 | 日記2015

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・昨日の仕事の帰りに車に轢かれた猫をみて車を避けた、まだ小さい猫だった。

 今日、早朝、眠さをひきずったまま仕事に向う途中、同じ場所にまだ子猫の死骸はいて、カラスが車の走る隙を窺って猫の身体を狙っているのをみて、昨日の夕方車を停めてその猫の死骸を道路の端に避ける勇気が自分にあれば、と思った。

 友人が、車に轢かれた猫を見つけたら、いてもたってもいられず、道路を走る車を遮って(彼女は車を持っていないから、歩いている最中に車の往来を無理矢理にでも停めて)猫の死骸を道路の端に寄せて市の担当に連絡を入れるのだ、という話しを聞いていた、「これ以上轢かれずに済むように」と。

 まさか今日の仕事帰りの夕方にもまだ猫がそのまま放置されているなどとは思わなかったけれど、そこにまだ猫はいて、友人ならその姿を見て涙流すだろう姿になっていた。死んだ身体がカラスにつままれるのは自然の摂理にしても、「これ以上轢かれずに済むように」という話しを聞いて感動した、自分に恥ずかしさを感じる。
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2015.9.28 1211 『田んぼの色が黄色から土色に戻っていく季節』

09 29, 2015 | 日記2015

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・田んぼに一斉に機械が入る、稲刈りが本格的に始まって、田んぼの色が黄色から土色に戻っていく季節、落葉樹の葉の色も陽をたくさん浴びた箇所からすこしずつ紅葉し始める季節。

・いうまでもないけれど、「うまい」ことは「好き」という感情とは結ばない。クラプトンは嫌いだから、嫌いというより嫌いといえるほど聞いていないけれど、惹かれないから聞いていないのだけれど、あの「うまさ」に惚れたギター少年、大人はたくさんいて、彼を追ってギターのうまい人はたくさんいるけれど、それらの音源やライブを聞いて「うまいなあ」と思うけれど、好きには全然なれない。好きになる、という感情はそんなとことは全然違うところに起源をもつのだろう、きっと。どうでもいいけれど、思ったこと。一日中トムウェイツを聴いて。

2015.9.27 1210 『数匹の泳ぐ鴨が生む波を左手に見ながらお堀沿いを歩いて、』

09 27, 2015 | 日記2015

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・数匹の泳ぐ鴨が生む波を左手に見ながらお堀沿いを歩いて、公園に暮らす猫たちを探す、おばあさんが餌らしきものをサツキの生垣の中に置いたのを見たので向うと、サツキの陰に四匹の親子猫を見つけた。子猫たちはこちらが近づくのを警戒もせずに身体を舐めたり、皿から餌を食べている、母猫はサツキの陰からゆっくりこちらに近づいて寝転がった。この公園の猫に詳しい友人に他にも猫がいる場所を聞いて、

——————

・駅前に向うと西口の広場で野外イベントをやっているのが見えて、障害者施設のお店で売っていたTシャツを衝動買い。

【オシャレード
 エシャレード
 ウシャレード
 イシャレード
 アシャレード】

と、たどたどしい字で書いてあるTシャツ。それから馬がたくさんいたので触ってみた。

2015.9.26 1209 『美しきこわれもの』

09 27, 2015 | 日記2015

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・片言、カタコト、ブロークン。
 カタコト歌、カタコト踊り、カタコト小説。
 
 流れは淀み、
 麗しく在らず。

 カタコトによって世界を引き掻く、
 左手の一撃。

 美しきカタコト。
 美しきこわれもの。

2015.9.25 1208 『公明な私なき働き』

09 25, 2015 | 日記2015

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・雨ぱらつく昼休みに野良の黒猫が寄ってきて遊んだ十分ほどの時間がたまらなく幸せだった。


・昨日の続き、長かったので。

【——君が仕事を育てて行く夢に思い至る。

 しかしこういう君がただ生れつきだというだけで片附けてしまわれては残念である。君の通って来られた道は想像にあまりある。そんな中から今の君が生まれたはずだ。脱ぐものを脱ぎ、切るものを切り、棄てるものを棄てて——だが一体君は何を棄て、何を脱ぎ、何を切ったのか。君からこれは一番勉強させられてよいことだ。

 人は誰でも素晴らしいものをもつ。——これが吾々の年来の立て前だ。それにも拘らず出さないものだ。出せば出る。君は今それを出して来た。君の絵の前に立ってその出したものは何かと考える。さらけ出された君の本然のものの前に立って思う。本能とは一体どういうものか。それは容易に窺い知れないもののようだ。だが結局は公明な私なき働き——そういうものではないかと思われる。今の処ここまでより解釈出来ないが、それでも役に立たないことはない。

 この公式は示す。君は君の身体の中から「私」を引き去ったのではないかと。小さい私。よごれた私。間違い私。ごまかし私。一切の「私」を引き去ったあとに残るものは何か。君はこういうことを今度は示してくれてもいる。吾々は君の元気を祝さずにはいられない。】河井寛次郎「火の誓い」p47,48より。

2015.9.24 1207 『籤』

09 24, 2015 | 日記2015

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・敷いたゴザに座って、昼休みに、野菜ジュースを飲みながら、「火の誓い」を読んで、棟方志功について書いた文章を読む、自分が考えていることは的外れではないのだ、と思える、得難い体験に、ゴザの上であぐらをかきながら声を出して笑ってしまった。

【この夏は来る葉書も来る葉書にも裸体で日中仕事の出来る喜びばかり書いてくれた。噂によると君(棟方志功)はその頃塩鮭を噛みながら、華厳譜をやっていたというではないか。それも趣味や気まぐれで塩鮭を噛んでいたのではないというではないか。そういえばそんなことに思い当たる節がないでもなかった。

 遺憾なことに真当なものは大抵は痛ましい中から生まれるものだ。君もそういう籤(くじ)をひいた一人なのだ。君は大抵の人のへこたれる処をいつも立ち上がってしまう。それでいて君はやさしい清い人だ。そういう君を思うと身体中があつくなって来る。

 君の仕事に対する喜びの深さが思いやられる。何事をも克服しないではおかない君の強い喜びに今吾々は信頼する。君が火に水をかけるように振りかかって来る困難をじゅくじゅく消している姿を今想像する。それから明るくて元気がよくてぱちぱちしている君が浮び出す。君が物に触れ事に当ってとり出す「驚き」に思い至る。君が仕事を育てて行く夢に思い至る。】河井寛次郎「火の誓い」p.46,47より。

2015.9.23 1206 『赤く色づいたウメモドキの実』

09 24, 2015 | 日記2015

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・料亭にて食事会。慣れない雰囲気の緊張からか酒が進み、口数も多くなって、何故か標準語で話そうとする父親、何を言っているのかわからない部分もあったけれど、父親という存在のありのままの見たように思う、窓の外に赤く色づいたウメモドキの実がみえる。

・家に帰って、相撲をみる、横綱が立ち合い変化を使って勝利した、そんなことしたらだめなのですよ。何とか「らしく」などという言葉は嫌いだけれど、横綱は「横綱らしい」相撲をということはどうでもよく、あの立ち合いが「横綱らしい」かどうかというより、とにかく、解説が「いくら勝ちが欲しいからといっても横綱がこんなことしていてはだめだ、横綱は勝つという結果より、勝ち方なんですよ」といったけれど、そういうことかどうかわからないけれど、とにかく、やっぱり違う、と思う。

2015.9.22 1205 『生誕120年記念 芹沢銈介展』

09 23, 2015 | 日記2015

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・日本民藝館へ。「生誕120年記念 芹沢銈介展」へ。

・帰りの新幹線のために民藝館で文庫本を一冊買った。河井寛次郎「火の誓い」。芹沢銈介について書かれた文章があった。

【出来るか出来ないか解らないものにぶつかって行って、それが出来たとなれば大したことだ。芹沢くんの今度のものはこんな中から生まれたと思うとこれだけでも学ぶに充分だ。

 手馴れた仕事や目星の附いた仕事に自分を嵌め込んで行くようなことは恥ずかしい事だ。繰り返しの仕事や焼き直しの仕事は恥ずかしい事だ。附けられた道を歩くだけで、新しい道を開くことに不精することは恥ずかしいことだ。自分は何処迄行けるか。——もっと気を附けて言えば、人は何処迄行き得るか。行ける処迄行って見ることは人として甲斐あることだ。芹沢くんの精進は人として本懐でなくてはならぬ。】p.56,57

2015.9.21 1204 『猫がのんびり生きていられる土地』

09 23, 2015 | 日記2015

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・用事があって渋谷へ。歩くだけで具合が悪い。用事がなければいくはずもない。

・朝、妹の家の近くを散歩する、こちらとは家のつくりも、庭のつくりも違って、おもしろい。猫がたくさんいる。猫がのんびり生きていられる土地。渋谷に猫はいるのか。

2015.9.20 1203 『大叔母を訪ねる』

09 23, 2015 | 日記2015

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・東京へ。大叔母を訪ねる。

【身体感覚は 印象であり 表現でもある ことばに置きかえると 感覚は薄れる ことばから生まれる論理は 仮の足場で 一度使ったら捨てられる 身体が音楽をする うごきがあり 感覚も響きも後からついてくる 
音楽の瞬間 まどろみ めざめ】高橋悠治

2015.9.19 1202 『もっと何でもなくて、凄いものがある』

09 21, 2015 | 日記2015

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・言葉。岡本太郎「沖縄文化論」より。

【古典美術からすべてをひっくるめて、なるほど、いいものではある。だがそれはただ、いいものであるにすぎないというもの、——ちょっと変な言い方だが、そういうものだ。ただ結構なものなんて、つまらない。もっと何でもなくて、凄いものがある。】p.45

2015.9.18 1201 『歌はただ形だけのモノとしてしか残らない』

09 18, 2015 | 日記2015

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・稲刈りを終えた田んぼにアオサギの一羽。佇む。

・一夜で変わる景色の中の田んぼの一画に、動かないアオサギ。久しぶりに光景に感動。

—————————

・機械化によって失われるもの、を考える、まず思ったのは「歌」、例えば、借りた酒造りのCDにおさめらている作業行程の中で歌われる歌、口伝の歌、稲刈りの歌、土を耕すアフリカの人々の歌。

・日本の民謡も、元は作業の中に生まれた歌で、その作業が機械に変わられたら、それらの歌自体が失われることはなくとも、身体性を失う。今現在も、民謡の大会などはあって、若い人たちも歌っているし、そこで日本一になったりすると、音楽業界から声がかかってデビューしたりするけれど、彼ら彼女らの歌う民謡には作業と共にある身体の動きがない。

 作業の中に生まれて、作業と共に在った歌から身体の動きが失われれば歌はただ形だけのモノとしてしか残らない。

2015.9.17 1200 『素敵な女性になるでしょう』

09 18, 2015 | 日記2015

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・仕事帰りに、歩道のない通りを、小学生の女子三人の二人が先に走って渡って、一人が残ったので、車を停めて、どうぞと手を出しながら道を譲って、合流した女子三人が笑いながら「ありがとうございます」とお辞儀をしてくれたので、こちらも軽い具合に「バイバーイ」などと言いながら手を降ると、その中の一人が、投げキッスをくれた、のに驚きながら笑って、女子などと侮ってはいけない、素敵な女性になるでしょう、と思う。

ライブのお知らせ。

09 16, 2015 | Liveのお知らせ

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Bar Tarji 10/4(日)

ヤスムロコウイチ LIVE
出演 ヤスムロコウイチ / 松沢春伸
Open 19:00 Start 19:30 チャージ2000円(ドリンク別)

Bar Tarji

2015.9.16 1199 『そんな風に書かれた言葉にこそ「ぼく」というものを揺るがされ続けてきた』

09 16, 2015 | 日記2015

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・ひたすら「内」へと突き進んでいった結果、突き抜けたら、そこは「外」だった、というような——

・ぼくにとって何かを表現する、という行為はそういうことで、始めから「多」や「他」に向けられるものではなく、自分の中にあるものを「音」にしたい、あるいは自分の中にないはずのものを具現化するという、出来るはずのないことを自分に課すことに時間を尽くす、だからそれは、誰かに認められたいとか、褒められたい、などという感情が優先することはない、ひたすら「内」へと向う行為。

・小説家だってきっとそうで、よほどエンターテイメント(多、他と共有することありき)なものを目指す人でない限り、紡がれる言葉は、先ず共有することを主の目的とされるのではなく、むしろ言葉を生む、絞り出す、という行為自体に時間が割かれた結果、そこに刻まれた、刻まれてしまった、ということで——

 ぼくは、そんな風に書かれた言葉にこそ「ぼく」というものを揺るがされ続けてきた。


・何年もずっと、同じようなことを書いていると思うけれど、このようなことを書くのはぼくの課題なので、書き続け、言葉にし続け、考え続けるほかない。

2015.9.15 1198 『葉ではなく、先ず幹と主枝の』

09 16, 2015 | 日記2015

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・言葉。

【論理の精密さにまどわされず、論理の基盤を見ること。論理的であるより直観的であること。つまり芸術をやるように思考すること。】保坂和志

——————

・剪定は葉ではなく、先ず幹と主枝の関係を見つめる。

2015.9.14 1197 『「愛」の持たない手入れは、ただのいじめですよ』

09 14, 2015 | 日記2015

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・木を相手にしているものとして。「木」に対して「愛」の持たない手入れは、ただのいじめですよ、

・ライブで考えればどうだろうか? 聞く側へ対する配慮、ぼくはそこへ伝えるものより、音楽そのものへ、をやりたい。客へ対する意識が過剰すればそれは「媚」にしかならない場合が在る。

・共有を前提とされる言葉より、零れ、溢れて、空気中へ優しく溶けて、どこにも着地しないような、言葉。

2015.9.13 1196 『土曜の夜にタージに呑みに』

09 14, 2015 | 日記2015

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・土曜の夜にタージに呑みにいって、いつものように朝方まで居着いてしまって、酔っぱらって、歌ったり、少太兄の歌も聴いて、その少太兄の歌がとても染みた。少太兄は普段のライブだと声を張り上げるけれど、この夜に歌ったように、呟くように歌うことで彼の歌になるのではないか、と思う、のは最近のことではなくて、ずっと思っていたけれど。

・朝、二日酔いで、シャワーを浴びながら、呟き歌った、それが結局作曲になって、歌が出来つつある、少太兄のことだけでなく、自分も呟き歌うことが今までなくて(声を張り上げるのがこれまでの自分のライブの在り方だったから)、呟き歌うようなことが、今後の一つの歌い方になるだろう、とシャワーを浴びながら歌いながら確信した。

・何か啓示のように確信を得るような体験は、こんな風に不意に訪れる、二日酔いで体調のよろしくない時などに。

2015.9.12 1195 『蕎麦の白い花』

09 14, 2015 | 日記2015

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・蕎麦の白い花、の奥に見えるのは黄色に色づきつつある稲の穂、それらを照らす西の太陽の光。田んぼに囲まれて走る軽トラの窓から。

2015.9.11 1194 『私は実家で行うことになった——』

09 12, 2015 | 日記2015

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・私は実家で行うことになったライブの準備をしている、一番始めに入ってきた身知らぬ男に、母親が「早速呑みますか?」ときくと「それでは頂きます」という、母親はそう尋ねただけで何もせずどこかに消えてしまったので、私は棚からグラスをとりだして洗うと、底に溜まっていた渋が溢れて、男は既に手にもつグラスの淵に塩を塗っている、

 私は丸いテーブルの前で椅子に座り、脇が上がってしまうほどの大きなフォークギターを抱えて爪弾こうとするが上手く音が出ない、何度繰り返しても一向に音は出ず、ホールの部分を見るとプラスチック製の小さなピックが弦間にはさまっている、

 私は今度は小ぶりなギターを抱えて、二階へ続く階段の中腹に座ってAmのブルースを爪弾いて歌うと、驚くような甘い声が響いて、下の階にいる数人がこちらを振り向いて、初めて聞く声を聞いたような顔をした、

 その時、玄関のドアが開いて、黒服の太った男がずぶ濡れで入ってきた、男は玄関を全開にする(どう開いたのかわからないが、三畳ほどに)、開かれたドアの向こうは恐ろしいほど土砂降りの雨で、そこに次々と黒い車が停まって、中から礼服やスーツや、学生服をきた男や女たちが降りて、続々と家に入ろうとしている、ほとんど知らない人間たちだったが、ひとりだけ中学生の時に同級生だった女が学生服を着て歩いてくるのが見える、

 私は何を歌うべきか迷っているが、自分が何を歌えるのか、全く知らない。

—————————

・ここで醒める夢。夢日記。

2015.9.10 1193 『読む、という行為をここまでただたどしくさせる』

09 12, 2015 | 日記2015

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・大雨警報のために仕事は休みになって、温泉に入って、コーヒーを飲みながら、ベケット「また終わるために」を読む。この進まなさ。読む、という行為をここまでただたどしくさせるこの文章。

・換気扇の音をかき消す雨。おもわず窓を開けて隣の屋根で跳ねる雨を見る。何故か。異常な強い雨に惹かれるのは。

2015.9.9 1192 『刈干切歌』

09 09, 2015 | 日記2015

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・石田千がラジオのインタビューに。著書「唄めぐり」を巡る話しを片耳イヤフォンで聞きながら松の手入れ。宮崎県の民謡「刈干切歌」に感動した。

・版切れだったベケット「また終わるために」。重版の知らせを聞いて版元に直接電話。直接は買えないようで、本屋に連絡した二軒目に在庫があって買いに向う。道中ただただ嬉し。ニーナシモンの自伝もはやく重版を願う。

・昨日の朝に蚊に刺された足が今日になってますます苛つくほど痒い、痒みの対処には薬よりもセロハンテープがいいと知って貼る、痒みはおさまるが、パリパリ感が気になって上の文章を書きながら無意識に剥がしては台所の棚に貼っている、のに気づいた。それでまた幹部にセロテープを貼る。また剥がしてどこかに貼付ける、を繰り返す予感。床が皮脂にまみれたセロテープだらけにならなければいい。

2015.9.8 1191 『それも出来る限り穏やかに』 

09 08, 2015 | 日記2015

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・車に潜伏していた蚊の一匹に、裸の右足の甲やらを幾箇所も刺されて、痒みに喘ぎながらもアクセルを踏み続けて仕事へ向う朝。

・「異」な者。「異」であろうとして辿り着く「異」ではなく、そうならざるを得ない者、どう足掻こうともそうなってしまう者、自分の身体から宣告される「おまえはそうとしかならない」、という場所の「異」。それを実感して「しまった」者は、その地点から歩き始める、他にない。それも出来る限り穏やかに。

2015.9.7 1190 『唇を刺されると蚊といえども痛い』

09 07, 2015 | 日記2015

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・小雨、蚊が顔の周りをちらつくのが見えて追い払う、叩こうとしても、はたく両手の生む気流でするり、カッパを着ているので、どうしても顔だけが標的になる、唇を刺されると蚊といえども痛い。

・いろいろな事情があるにせよ、現役の表現する立場にいる人間が誰かに教える立場につく、ということにとても違和感がある。歌うたいが歌を教えることを職業にする、というのをよくきくけれど、ぼくには出来ないし、やるきもさらさらない。そもそも自分自身が誰かに教わるということが嫌いで、好き勝手に聴き漁りながらやってきたのだから、誰かが「教えてください」などといってきたとしても、「手本なんかそこら中にあるのだから自分でやれ」としかいえない。

・これに関してはいろいろ思うところもあるし、言葉にしたいが、今日は面倒だ。今宵はただ酒を飲みながら音楽を浴びたい。

2015.9.6 1189 『日々を重ねた先にディランに「なった」』

09 07, 2015 | 日記2015

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・Bob Dylan「Time Out Of Mind」を久しぶりに聴く。ディランのCDを何枚も携帯に取り込んで、仕事中に片耳イヤフォンでこそこそ聴く、という思惑。

・音を聴きながら仕事が出来る環境はうらやましい、十代後半に居酒屋で働いていた頃は、自分の好きな音を流しながら接客をしていて、その後バーで働いた頃もそう、BGMとして音楽を浴びながら仕事ができるという環境は音楽を聴く絶対量があって、そのころに浴びていた音楽は確実に身体に染みている。

・二十代のディランが現在の七十代のディラン自身の声や音を先取りして得ようと願っても無理で、それは一日、一年、日々を重ねた先にディランに「なった」。もちろんその方向性というか、どう在る? という指示はその時々のディラン自身の思考に依て。

2015.9.5 1188 『——思わない。の次の言葉を書こうとしたけれど』

09 06, 2015 | 日記2015

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・祖父の納骨の日。墓の石をのけて、おっさまがお経を唱える中、参列者が順に遺骨を一つずつ墓に納骨していく。いちばん小さな骨を選んで墓に入れて手を合わせた。

・反戦歌の究極が「スーダラ節」という大友良英の考えがとてもよくわかる。現在の状況でも、ミュージシャンが声高らかに反戦を歌詞にして歌うことは、一つの方法ではあると思うし、そうして歌われた言葉に惹かれることもあるけれど、ぼくはそういう直接的な表現だけがミュージシャンのたたかいの在り方だとは思わない——

・——思わない。の次の言葉を書こうとしたけれど、それがどうしても書ききれない。

2015.9.4 1187 『究極の反戦歌』

09 06, 2015 | 日記2015

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・大友良英がラジオで反戦歌の特集を一週間続けて、最終日の金曜に、「究極の反戦歌だと思います」といってかけたのが「スーダラ節」だったことに感動した。この歌を聴きながら争いはできないよ、と。

2015.9.3 1186 『「問う」という行為も、言葉によるものだから』

09 04, 2015 | 日記2015

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・理解出来る、出来ない、じゃなしに、身体が惹き付けられる、??? と浮かぶ頭をよそに。そういうことが在る。

・音楽が言葉を伝える媒介としてしか機能しないものだしたら、そんなことは起こらない。

・「この音の何にこれほど惹き付けられるのだろう?」 と問うことは、可能だろうか? 「問う」という行為も、言葉によるものだから、言葉を超えてこちらに迫ってくるものに対して、言葉で問う、などできるのだろうか?

・そのまま受け入れる、という、、、

2015.9.2 1185 『孤独なんて』

09 04, 2015 | 日記2015

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・これは一度引用したろうか、したとしても、ま、いいか、笑ったので。

・死んでしまった人、と話したいな、と思うことはよくある、直に声の震えの届く場所で。

【孤独なんて 脂下ってる奴は、たいてい何か下心があって、女共にちやほやされたい奴だ。よくわかるって?当り前さ。俺だって、似たやうな奴だったから そんな俺がいま死んだとしても 痴漢が一人、減っただけのことで 世の中は さっぱりしたわけだ】金子光晴

2015.9.1 1184 『ミョウガの葉をかきわける』

09 02, 2015 | 日記2015

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・美しい、ものに触れていたい。多数のいう、体制に守られている「美しさ」ではない、歪で、不安定で、ギリギリの美しいもの。

・所々茶色になりつつあるミョウガの葉をかきわけると、ミョウガの黄色い花が土の表面にそっと咲く、そんな季節。

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